2025年9月13日(土)、志摩市大王町の波切漁港周辺にて、波切地域の伝統行事「わらじ祭り」が開催されます。
古くから伝わる神話をもとにしたこの祭りは、地域に根ざした文化と信仰を受け継ぐ貴重な行事であり、三重県無形文化財にも指定されています。
「わらじ祭り」は、一つ目片足の巨人「ダンダラボウシ(ダンダラボッチ)」が村を荒らすのを、村人たちが巨大なわらじを作って見せて退散させたという伝承に由来します。
この故事にちなんで行われる「わらじ曳き神事」では、地元の子どもたちが稚児となり、畳一枚ほどの大わらじを引いて町中を練り歩き、海へ運び流して海上安全と大漁を祈願します。
この神事は全国的にも珍しく、その歴史的価値が認められ、昭和46年(1971年)に三重県無形文化財に指定されました。
昔、波切の沖にある韋夜ヶ島(現在の大王島)に、嵐を起こして村を荒らす「ダンダラボウシ」が住みついていました。
村人たちは波切の神・韋夜権現の助けを借り、大きなわらじやイワシ網、巨大なかごなどを用いて、村には自分よりも大きな存在がいると思い込ませ、ダンダラボウシを退散させたと伝えられています。
日程 | 2025年9月13日(土) |
時間 | 9:00~21:00 |
会場 | 波切漁港周辺(三重県志摩市大王町波切) |
※駐車場は波切漁港駐車場をご利用ください。
※町内の道路は狭いので、路上駐車をしないようにしてください。
※車両通行止の一時規制を次のとおり行いますので、御協力をお願いします。
・踊り子道中、宝船、みこしの通行区間
・わらじ流し(午後3時30分~午後4時)における元魚武前から観光駐車場での間