御座浦石仏(潮仏)地蔵尊(ござうらいしぼとけ(しおぼとけ)じぞうそん)
干潮時に現れる石仏地蔵尊
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この石仏地蔵尊はその昔からこの浦に鎮座して、衆生との仏縁を結んでおられた。
昔あるとき。弥七老人の午睡の夢枕に立って、
「我は御座浦の地蔵菩薩なり、古くより因縁を感じて此の処に姿を現す。至心に祈願せん者には誓って腰より下の疾病を治すべし、我れ海水の浸す処ありて諸人のため常に代りて苦患を洗浄せん、必ずや高処に移す事なかれ」と・・・
そのことを聞いた村人は、迷いの雲が晴れたように地蔵尊に帰依し、日参して病苦平癒を祈願してのみ仏の慈悲におすがりした。
この石仏地蔵尊は、腰から下の病に苦しむ人、あるいは子供を授かりたい人、安産を祈する人、人それぞれの願をかけて救をもとめて日参する人が多い。
(志摩町史 改訂版,志摩町教育委員会,2004年)